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「仕事のやりがいとは何か」に関する正しい考え方

「やりがいのない仕事ランキング」は存在するのか?

やりがいのない仕事と聞いて、みなさんは何を連想しますか?

体力的・精神的にきつい、残業休出が多くて長時間労働、給料が安くて生活が苦しい、ブラック経営者が多い業界・業種・・・

これらの指標を数値化して客観的な手法でランキングしたものは存在するのでしょうか?

WEBを見ていると、各自の個人的な体験や知識・偏見を元に感想を述べているものが散見される程度です。

結論を言うと、「やりがいのない仕事ランキング」なんてものは存在しません。

仕事のやりがいとは何か?

原理原則を述べますと、仕事のやりがいが感じられるのは、お客に当たる人から感謝され、世のため人のために役立っていると実感できる時です。

自分は期待されている、自分のしたことでお客が喜んでもらえる思えばこそ、本当のプロ意識が生まれます。

準備、計画、実行、検証、改善、改良・・・

これらすべてのプロセスで見落としがないか詳細な確認作業を行う、コミュニケーションを機能させる、などなど・・

実績を積んで実力を付ければ、自信につながります。

結果として得られる給料などは、自分の生活を成り立たせ仕事を続けるための手段です。

安全対策や就業時間、休日日数の規定も、心身の健康状態を維持して、仕事を継続するための手段です。

職場でで得た肩書は会社組織内での機能を表しており、仕事の成果を出すための手段なのです

これらはあくまで手段であり、決して目的ではありません。

仕事のやりがいが無くなる原因とは?

仕事に取り組む個人に原因がある場合があります。

労働時間や責任が少なくて、給料が高くて、上から評価されやすいとか、個人的な欲望や損得勘定を重視し過ぎている場合に落とし穴にはまります。

これら仕事の手段に過ぎないものを目的化してしまっているのですね。

自分の予想よりも休みが取りにくかったり、残業が多かったり、思ったより給料が安くて、目立たないポジションだったりすると、途端にヤル気が失われ、「これは、やりがいのない仕事だ」と思い込むのです。

多くの人がこの罠にはまっています。

手段を目的化することなく、前項の原理原則を読み返してみてください。

仕事にやりがいが無くなるのは、個人的要因以外にも組織的な原因があります。

ブラック企業のブラック経営者が、尊い仕事を汚す場合が典型的ですね。

経営者の仕事は、従業員が仕事の成果を出しやすい環境システムを作ることなのに、自分の利益のために従業員から搾取の限りを尽くしています。

時間とお金を搾取され、生活が成り立たず、精神的にも疲弊した従業員は、最悪、自死を選ぶこともあります。

英語にもなってしまった過労死「karoshi」という言葉はマスコミでもよく取り上げられています。

仕事をやりがいがあるものにするために我々がすべきこと

まず第一は、エゴイズムを捨て、お客の要望に応えるために動くことです。

仕事中は、お客の問題解決に全神経を集中して、邪念を振り払うべきです。

プロとしての仕事を継続するためにも、労働環境や待遇面での改善も欠かせません。

ブラック経営者でなくとも裁量労働制を曲解して、サービス残場をさせてしまう場合があります。

そういう場合は、労働者が団結して経営側と交渉したり、労働基準監督署に情報提供することが必要です。

何でも経営者側の言いなりになっていたら、お客のための商品・サービス提供ができない職場になってしまいます。

職場を運営するのは人間なのですから、心身に無理がかからないように法律を守ったり、話し合うことが大事なのです。

選挙では、ブラック経営者をのさばらせないような対策を重視する政治家に一票を投じなければなりません。

最後に:

プロとしてやりがいを感じられる仕事をするため、今勤めている会社を辞めざるを得ない場合もあるでしょう。

転職という選択肢を無くすことは出来ません。

次の職場を探している人は、個人の力で何とかしようとしているのでしょうか?

そういう姿勢も大事ですが、転職エージェントという専門家の力を借りることも考えてみてください。

あなたの考えを整理し、あなたの要望に沿った求人を紹介してもらえます。

求人企業の協賛金で成り立っているので利用料はかかりません。

下記リンク先の記事を参考にしてください。

転職エージェントとの面談であなたが質問・確認すべきこととは?

以上