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【転職活動に疲れた20代へ】ブラック企業の定義と対応方法を解説

ブラック企業とは?

「あそこはブラック?」といえば、ブラック企業のことだと意味が通じるようになりました。

ブラック企業という言葉はすっかり市民権を得ましたね。

では、ブラック企業ってどんな企業のことか説明できますか?

厚生労働省のホームページでは次のように紹介されています。

「厚生労働省においては、ブラック企業について定義していませんが、一般的な特徴として、①労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、②賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。」

ブラック企業を取り締まる側がブラック企業の定義をしていないとは、どういうことでしょうか?

定義せずに白黒のを判断をするのは難しいでしょう。

ブラックと判断すべき基準や目安を以下に箇条書きします。参考にしてください。

・労働時間が長い
一日8時間を超えて残業するのが当然と思ってませんか?

・休日が少ない
年間120日は当然です。有給休暇が取りにくい雰囲気はありませんか?

・給料が低い
正社員ならば、年齢の1.5倍が目安と思ってください。30歳ならば450万円です。

・残業代を払わない。
移動時間も含めて会社に拘束されている時間はすべて労働時間です。残業代不払いは泥棒と同じだと思いましょう。

・大量入社+大量退職
簡単に入社できる会社は、耐えられなくなってたくさん辞めることを前提にしていることが多いのです。

・社長が天皇化している
上に対して異論を直言できないような組織は衰退するのみです。様々な不祥事はそういう会社から生まれます。パワハラやセクハラは鬱積した歪んだ精神構造の現れです。

・現代のインパール作戦が横行している
無理なノルマやスケージュールを押し付けられていませんか?予算が無くても根性で何とかしろとか寝言を言われてませんか?「嫌なら辞めろ」というセリフが聞こえてきませんか?

ブラック企業は昔からあった?

戦前生まれで、大手鉄鋼メーカーに長年勤めていた父が言ってました。

「週休二日が定着しつつあるのは最近のこと。昔は週一日休みが当然だった。しかも仕事を家に持ち帰ることが多く、休みも何も無かった・・」

世間的には一流企業と言われている会社でも、こんな有様だったのです。

声を上げる人は少なかったですが、女性差別やセクハラ・パワハラは日常茶飯事でした。

確かに高度経済成長の時期でしたが、今の基準に照らし合わせれば間違いなくブラックでしょう。

また、会社ではありませんが、旧日本軍は究極のブラック組織です。

税金代わりに徴兵制で命を差し出させ、負け戦なのに「死んで来い」と命ずる傲慢さ、冷酷さ・・・

戦地で餓死しても、骨も拾ってもらえず放置されたままです。

写真(未回収の遺骨)出典:野口健氏のブログ

そんな暗黒時代、暗黒社会は、少しずつ改善されているのでしょうか?

戦前、昭和、平成と時間が経って、日本社会は進歩しているのでしょうか?

ブラックな会社や組織がいまだに蔓延しているのが現実ではないでしょうか?

ブラック企業が蔓延している原因

アジア諸外国への侵略戦争の背景には、三菱・住友・三井といった旧財閥系企業の植民地搾取・金儲け戦略がありました。

この悪徳企業群の蓄財手段として使い捨てられていったのが、何も知らない素直な国民です。

いまだに搾取されたという自覚がなく、「お国のために・・」と寝言をほざいている人も多いですね。

搾取する側にとって、日本ほど都合の良い国はないでしょう。

終戦時には、「国にだまされた」という言い訳をする人が多かったと聞きます。

「オレはだまされた。被害者だ。だから責任はない」と言いたいのでしょう。

私は、ダマされるのも罪だと思います。

「ダマされた」と被害者ヅラばかりして、ダマされるような弱い自分と真剣に向き合うことがない人々が進歩することはないでしょう。

奴隷的パーソナリティを持った人間は、いつでもどこでも誰にでも簡単にダマされるものです。

教育システムも根本的には戦前とは変わらず、自分の頭で考えない奴隷人間、従順なだけが取り柄の金太郎飴を大量生産しているのが現実です。

空気を読むばかりで主体性がなく、受け身なだけの安易な姿勢はブラック企業の温床となります。

搾取側のやりたい放題なのですから。

権利である労働組合が御用化し、選挙権を放棄し、政治的無関心が蔓延している日本。

公文書改ざんを強要するような政府がのさばっている日本。

「役人が自分の生年月日を勝手に書き換えてもOKだよ」と意思表示しているようなものです。

先進国とは思えないような堕落した精神性、知的劣化がブラック蔓延の原因なのです。

長年海外に赴任していた知人に聞いたところによると、フランスでは有給休暇の完全消化は実質義務化しているそうです。

休まないと、同じ労働者仲間から非難されます。

日本では意識が少しは芽生えているとはいえ、会社からの命令で有給を取らされている有様です。基本的に受け身です。

民衆が立ち上がって権力者を倒した歴史を持つ国と、民主主義制度すらアメリカから与えられたに過ぎない国との大きな違いを感じずにはいられません。

ブラック企業の蔓延が貧困を生む

現実にブラック企業やブラックな状況が蔓延していることで、我々の生活はどのように変化しているのでしょうか?

客観的な数値データを以下に示します。

非正規労働者の増加 出典:赤旗

国民の生活が貧しくなる一方で、大企業の内部留保は増える一方です。

自己保身のために蓄財に励むこと自体が目的化した組織に、社会的な存在価値はありません。

ブラック企業への対処方法

この記事を読んでいるあなたが、ブラックな環境で搾取されていると感じるならば、黙っていないで何かしら行動しなければなりません。

まず考えられるのが、匿名での労働基準監督署への通報(情報提供)です。

氏名を明らかにして雇い主企業と戦うのは大変ですが、匿名での情報提供なら簡単です。

私も実際にやったことがあります。

効果てきめんです。

労働基準監督署は様々なルートで情報収集しながら定期的に企業への抜き打ち検査を行っており、内部社員からの情報提供はその時とても役に立つのです。

私も含めて複数の通報のおかげで、サービス残業などの搾取行為が無くなりました。

「どうせお役所なんて・・」などと思わないでください。

労働基準監督署は法的に強い権限を持っており、悪徳会社の経営者が一番恐れている存在なのですから、これを利用しない手はありません。

もちろん無料です。

堕落しきったブラック経営者に愛想が尽きて、こんな会社に在籍するのは人生の無駄だと気づいたあなたは、転職も選択肢に入れた方がいいでしょう。

今の時代は、転職エージェントのサービスが発達しており、初回のカウンセリングも含めて料金はかかりません。

円満退職のノウハウを教えてくれたり、転職先企業との給料交渉までしてくれるなど、至れり尽くせりです。

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皆様のご健闘をお祈りいたします。

以上

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