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今の会社には「ヤりたい仕事がない」というのは本当ですか?

「一度しかない人生、今の会社でこの仕事をやり続けていいのだろうか?」

サラリーマンならば、こんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?

プロとしてやるべき仕事を正しい態度で出来ているのか、今の仕事がヤりたい仕事なのか自己診断する方法を述べたいと思います。

朝起きるのがツライか?

連休中に会社に行くのが待ち遠しいと思ったことがありますか?

職場に行くのが楽しみだ、と感じたことはありますか?

こんな感情を持てている人は、ある意味とてもラッキーです。

今は余計なことを考えず、仕事に邁進しましょう。

逆に、朝、会社に行くのが億劫で憂鬱だ、朝起きるのがツライという人は、ヤりたい仕事ではない可能性があります。

しかしサラリーマンならば、大なり小なりツライ気持ちを持つことが多いと思います。

「給料はガマン料」とはよく言ったものです。

同僚・上司・部下と良好なコミュニケーションができるか?

仕事は一人ではできません。

同僚、上司、部下、他部署、お客さんなどとのコミュニケーションが仕事の成果を大きく左右します。

別に仕事の時間外まで一緒につるむ必要はありません。

お友達じゃないんですから。

しかし、仕事中に仕事に関係のある内容をやり取りするときは、誠心誠意コミュニケーションするべきです。

受け取り側の事情や都合もも考えずに、自分本位のシステムを事前相談なしに押し付けようとする人がいます。

担当者なのに、問い合わせの電話に対して、ぞんざいで杓子定規な対応しかしない人もいます。

上司なのに部下と雑談一つできず、愛嬌が全くない人もいます。

これらはコミュニケーション上の手抜きであり、仕事の成果や自分への評価に対して興味が薄い場合に起こり得ます。

出来ない理由でなく、どうすればできるか考えているか?

人間は、既存の実績や過去の経験にしがみつきたがります。

方法や手順は従来通りの方が楽に決まっています。

早く確実に成果を出せるため、安心感があるのです。

しかし、職場で発生する様々な問題・課題の中には、新規案件と呼ばれるような従来のやり方・考え方では通用しないケースが多々あります。

仕事への熱意がある人は、こういう時に逃げずに挑戦しようとします。

時間がかかっても、試行錯誤を続け、そのために必要な技能や知識の習得に余念がありません。

ヤりたい仕事でない人は、自分の快適さばかりを追い求めますから、必然的に楽でない仕事から逃げようとします。

どうして出来ないのか、やらない自分を正当化する言い訳を一生懸命述べるものです。

若くて、能力があり真面目そうに見える人が、周囲を疲れさせる態度に終始するのは非常に残念です。

責任から逃げて、被害者ヅラばかりしていないか?

責任をもって日々の課題やノルマ、問題の解決にいそしんでいれば勘違いやミスは起こり得ます。

ミスでなくとも、予想と違う結果になってしまう場合があります。

研究開発などの上流工程に位置するならば、なおさらです。

文句を言われ、悪者にされるのは避けられません。

ヤりたい仕事に一生懸命取り組んでいる人は、自分が加害者の立場になっても堂々としているものです。

この仕事は自分が悪者になるだけの価値があると認識しているからです。

逆に、嫌々仕事をしている人は、自分が悪者にされないように、被害者発言や態度に終始しがちです。

「〇〇のせいで、仕事がうまく行きません」的な発言が口癖になっている人は要注意です。

当事者意識の欠如とも言えます。

関係者各位が、課題解決のために親身な態度で知恵を出し合わねばなりません。

必要な技能習得を面倒くさがっていないか?

私のいる会社の話ですが、最近の若手に対する教育は、期間が長く、教育内容が多彩で、その方法も懇切丁寧なものになっています。

しかし、配属前に必要な基本知識をすべて授けるのは不可能です。

仕事上の課題にぶち当たったら、その都度、足りない知識・技能・情報を自分で補わねばなりません。

しかし、担当者でありながら、必要な技能でありながら、面倒くさがって習得をサボる人がいます。

「別の知識習得で頑張りましたから、こちらはご勘弁を・・」なんて意味不明な言い訳を聞いたこともあります。

しかも、新人研修中に習った内容でありながら、思い出すのが面倒くさいという理由で拒否しているのです。

あくまで、今まで自分がやったことがある範囲でしか仕事をしようとしない。

こういうのは、本質的に仕事への熱意を失っているが故の怠け癖といえましょう。

付き合う相手をえり好みし過ぎていないか?

難しくて複雑な課題に対応しようとしたら、社内での連携がカギになります。

あくまで仕事本位・顧客本位に徹しようとしたら、そのために必要な技能・経験・知識を持っていそうな人に声をかけるのが当たり前です。

しかし、仕事の成果が二の次だったり、学生気分が抜けていない人は、自分と気が合うかどうかで相手を選別しようとします。

40歳を超えている中間管理職が、率先して、仲良しなれ合い集団の形成にいそしんでいるのを目撃したこともあります。

価値観や考え方が同じもの同士でつるんでいれば気が楽ですし、ある意味「コミュニケーション」もスムーズかもしれません。

しかし、長い目で見れば、仕事のアウトプットのお粗末さに自分たちが苦しむことになります。

自分の関心や趣味を優先していないか?

自分の趣味がそのまま仕事になった人は、サラリーマンでは例外でしょう。

例外的にそんな人がいたとしても、そんな期間は長続きしません。

仕事は、自分の関心事や趣味を実現するものではなく、他者・顧客の困りごとや要望に応えるためにするものです。

社会性を欠いた態度はご法度なのです。

自分の好みや興味を優先する態度を取り続けると、遅かれ早かれ居場所がなくなります。

誰にも相手にされなくなります。

自分の好みをすべて捨てる必要はありませんが、余りにも露骨に自分を出し過ぎるのは考え物でしょう。

「私は〇〇屋ですから、そんなことは知らないし関係ない」

自分の立場を明らかにするのは悪くありませんが、快適な自分の狭い世界に閉じこもっていたいという願望が背後にあるものです。

こういう人はその安易な姿勢ゆえに、本質的な自信を得ることが出来ません。

トータルとしての仕事の結果に責任も持てないので、会議での肝心なプレゼン時にちょっとした質問をされただけで下を向いてしまうのです。

社内遊泳や上長のご機嫌取りばかりに神経を使っていないか?

社内事情に目配せするのは立場が何であれ、必要なことだと思います。

しかし、仕事そのものではなく、自己保身が目的化した社内遊泳術はあまり格好いいものではありません。

管理職とかマネージャーとか肩書がつくと、トップに気に入られるよう腰巾着になる人がいます。

異論を直言するなどもっての外、思考停止した奴隷根性を美徳とし、トップの一挙手一投足に神経をとがらせ、粗相がないように最大限の「配慮」をする様は、見ていて涙ぐましいものがあります。

こういう輩が優遇され社内を跳梁跋扈するようになると、知らぬ間に大企業病が悪化し経営を傾かせることになります。

プロとして仕事を遂行することを最優先するならば、上司はそのための手段として使わねばなりません。

上司とうまくやることは大切ですが、ご機嫌取りは二の次なのです。

上長のご機嫌取りが最優先になっている人は、仕事そのものに対する情熱を失っていないかどうか、自分を振り返る必要があるでしょう。

一日が終わってドッと疲れていないか?

ヤりたい仕事に前向きに取り組んでいれば、身体的にはともかく、精神的な疲労やストレスに慢性的に悩まされることはないものです。

「早く5時にならないかなあ・・」とか「一日が終わったら疲労でモノも考えられない」という人は、やらされ仕事を嫌々やっているだけかもしれません。

こんな状態が長続きするはずもありませんし、そのうち病気になります。

うつ病で長期の休職に追い込まれた人を実際知っています。

心身ともに健康を維持し、長期にわたって安定した結果を出し続けるためのノウハウは人それぞれです。

その独自ノウハウを早めに確立した人が、仕事上の勝ち組になれるのだと思います。

最後に:

自分が今やっている仕事が「ヤりたい仕事」でなかったとしても、安易な転職はおススメできません。

他人に文句を言っても自分の思いは実現できません。

まずは自分を振り返り、自分に足りないものを補い、自分を変えることを考えましょう。

仕事への取り組み方やマインドセットを変えるだけで、成果が劇的に向上するのはよくあることです。

しかし、ブラック企業では搾取されるだけですから、そんな努力は無駄かもしれません。

転職は最後の手段・選択肢として否定されるものではありません。

もしも転職エージェントを利用したかったら、下記リンク先の記事も参考にしてみてください。

転職エージェントとの面談であなたが質問・確認すべきこととは?

以上

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