職業人としてやらなければならないことは、たくさんあると思います。
仕事遂行に必要な技能習得は当然のことです。
しかし、面倒くさいという理由で逃げ回る人は意外に多いものです。
昔、研修を受けたことがあるにもかかわらず、思い出そうともせず、目の前の楽な業務に逃げ込む・・・
こういう横着で怠惰な姿勢は、なかなか直りません。
グローバル化で英語の必要性を感じている人は多いと思いますが、会社が学習サポート制度を用意しても、地道な努力ができないタイプの人間に英語習得は不可能です。
業務上必要だったり上司の命令があっても、面倒なことには、なかなか取り組めないと思います。
やらなければならないことをサボるだけなら、怠け者として低い評価を受けるだけで済みます。
その一方、絶対にやってはいけないことに簡単に手を染めてしまうケースが良く見られます。
上司の命令ということを言い訳にして、犯罪行為に簡単に手を染めてしまうんですね。
以下に例を挙げましょう。
・文書改ざん
特に公文書の改ざんは取り返しがつかない行為です。
あなたは自分の生年月日や氏名を他人の都合で勝手に変更されてしまったら、どんな気持ちになりますか?
・粉飾決算
名だたる大企業が経営者の保身を優先して粉飾決算に手を染めるなど言語道断です。
株式市場への信頼を失墜させる行為です。
・嘘の証言
上司を守るために嘘を言ってはいけません。
知ってるのに言わない場合も、罪になり得ます。
嘘を強要するような上司が責任を取ることはありません。
最終的にあなたは見捨てられるだけです。
・暴力行為
暴力は卑怯者の行為です。
少しでもプライドがあるならば、命令されてもやってはいけません。
・人権侵害
公的な権力を持つ組織が、平気で人権侵害や法律違反に手を染めるようになりました。
「日本は中世の国」というのが、先進諸外国の定評になりつつあります。
逃亡の恐れのない単なる被疑者を長期間勾留するなど、警察・検察組織の堕落ぶりには目を覆うばかりです。
そんなに上役が怖いのでしょうか?
・情報操作
働かせ放題の法律を作るために、故意に統計情報を操作するとは、堕ちるところまで堕ちたと言えます。
国民が政治に無関心なのも、政治・官僚組織の堕落に拍車をかけています。
・窃盗行為
万引きだけでなく、サービス残業の強要も立派なドロボーです。
払うべき給料を払わずに、自分の懐にしまっておくのですから、窃盗と言われても文句は言えないでしょう。
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以上に挙げたような犯罪行為を職場で指示された場合、あなたにできることは拒否することだけです。
しっかり意思表示しても上司に聞いてもらえない場合は、そのまた上司に言いましょう。
会社内で解決できないならば、労働基準監督署に匿名で情報提供し、自分の職場に圧力をかけてもらいましょう。
再三の圧力や指導にも関わらず、犯罪行為を改めることができないならば、その職場は反社会的組織と言わざるを得ません。
あなたの人生にとって何のプラスにもなりませんので、身の振り方を自分で考えましょう。
転職も一つの選択肢です。
幸い現在は、転職支援サービスが充実しています。
転職エージェントを利用してもお金はかかりません。
カウンセリングを1回でも受ければ、自分の置かれた客観的な立場を認識し、次にとるべき行動のヒントをもらえます。
職場で毎日仕事をしているが故に狭くなってしまった視野を広くするのに役立ちます。
下記リンク先の記事も参考にしながら、よりよい人生の選択肢を判断してください。
転職エージェントとの面談であなたが質問・確認すべきこととは?
ご健闘をお祈りいたします。
以上